アメリカの入国審査はやっぱり厳しかった!
無事に初の子連れフライトを終えて、まだ疲労と眠気とだるさが残るなか、入国審査に進みます。
緊張感が漂うアメリカの入国審査。母単独で1歳児を引き連れての旅行者はあまりいないので通常より色々質問されるかとある程度予想はしていましたが、その予想を遥かに上回る怪しまれ方をされてしまいました(´-ω-`)
いろいろあった様子を振り返ります。
入国審査に1時間・・・
飛行機から降りて入国審査に進むと、係の人が何やら「...ESTA」と案内をしていました。何て言ってるのか全然聞き取れなくて、
『やばい、着いて早々英語が聞き取れない!』
と焦りましたが、よくよく聞くと「ニカイメノESTA」と言っていました。
まさかの日本語かいっ!笑
ESTAは一度取得すると何年か有効なので、以前入国した時と同じESTAでの入国する人は他の列に誘導されていました。
初めてのESTA入国はすでに長蛇の列。ムネっちを抱っこした状態で待つことなんと1時間!入国でこんなに待たされたのは初めてかもしれない...途中また寝はじめたムネっちがまた重たいこと...。
不審な荷物に周囲がザワつく
クネクネと折り返す形の列だったのですが、折り返し地点周辺に荷物が一つポツン。。。
不審に思った人がすぐさま係員を呼びました。
係員「これは誰の荷物だ!?」(もちろん英語)
緊張感が漂う中...
どこからともなくおじいちゃん登場。
どうやら荷物が重たいので横着して、どうせ列の折り返しでまた同じ地点に戻ってくるからと荷物を放置していた模様なのですが、係員の追求は容赦なしです。
係員「あなたの荷物ですね」
おじいちゃん「...」(うなずく)
係員「こんな風に荷物を置いてはいけない」「パスポート出して」
おじいちゃん「...」(パスポートを差し出す)
係員「1人で来ているのか?」
おじいちゃん「...??」
係員「COME WITH ME!!」
と、別室へと連れられて行ってしまいました。
日本だったら、みんな荷物には気づくけどスルーみたいな感じになりそうですが、入国前といえどここはアメリカ、そうはいきません。怪しいものがあったらすぐさま声をあげる人がいます。いや、このご時世いつどこで物騒な事があるかわからないので、本来はそうあるべきなのですが...日本の平和ボケしてる一面を象徴するような出来事でした。
やっと入国審査
やっと順番がきて「何のために来たか?」「何日間滞在する予定?」などお決まりの質問をされました。回答するも、訝しげな表情を浮かべる審査官...全然納得いっていない様子。この後かなりもしつこく問答が続きますので、会話形式で全貌をご覧ください。
審査官(ムネっちを指差し)「あなたの子どもか?」
私「そうです」
審査官「夫はどうした?」
私「日本にいます」
審査官「なぜ一緒に来ない?」
私「休みが取れなかったので」
審査官「なんで息子を連れてきた?」
私「誰も面倒を見る人がいないからです」
審査官「なんで夫が休みを取れるまで待たない?」
私「夫が休みを取れるのは8月の決まった週で、2、3日間だけなので...」
審査官「なんで8月まで待てない?8月に休みが取れるならそれまで待てばいいのに、1人で子どもを連れてくるなんて...!!(納得いかない顔)」
審査官「仕事を探しに来たんじゃないだろうな?」
私「いいえ!」
審査官「サンフランシスコの他にどこかに行くのか?」
私「水曜日からバンクーバーに行って、バンクーバーから日本に帰国します」
審査官「帰りの飛行機のチケットを見せなさい。本当に帰る予定かどうか、チケットを見て確認したい。」
チケットを見せると、帰国の日付とフライトの便名をメモして、かなりしぶしぶですが質問は終了となり、両手全10本の指紋を取るよう指示されました。(これは入国する人全員に義務づけられています)その間も「私も子どもが2人いるけど、1人で連れてくるなんて信じられない。あり得ない!」とまで言われました。 最後まで納得いかない様子でEnjoy your stay 的な一言もなく、嫌なモヤっと感を残したまま、でもなんとか入国しました。
まとめ
母1人子1人の旅行はめっちゃ怪しまれる。
今回はリゾート地ではなかったので余計にそうだったのかもしれません。なので、母1人で子どもを連れていかなきゃいけない理由をとことん追求されるので、そこの回答をしっかり答えられるようにしておいた方がスムーズです。
何も悪いことしてないのになんか責められているようで凹みます(´・_・`)
心と英語の準備をして臨みましょう!