ペナン生活日記 マレーシア移住

【体験談】マレーシア教育移住、学生ビザ・保護者ビザ取得プロセス

学生ビザ・保護者ビザ取得までのプロセス

マレーシアへの教育移住を検討されている方々の大きな関心の一つでもある「学生ビザ」および「保護者ビザ」の取得について、我が家の体験談を紹介したいと思います。

私も渡航前から、実際にビザを取得するまで、特に書類を用意している時などはネット上で色々と先輩方の情報を参考にさせてもらっていました。そこで混乱したのは『就学予定のインターによって要求される書類が異なる』ということ。ビザを申請する先は同じなのですが、各インターの担当者やインター専属のエージェントによって微妙に解釈が違ったり、おそらく独自のノウハウが蓄積された結果、申請者に求める書類が異なってきているのだと推測します。

なので、ここでは自分の体験談として私が実際に手配した書類などについて記載しますが、就学予定のインターが決定したらすぐに担当者に必要な書類を確認することをオススメします😊

 ビザ取得までの時系列

どのくらいの時期にどの書類をというのがわかりやすいように、取得までの時系列でまとめてみたいと思います。

3月 : 息子のパスポート切替申請
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4月 : Birth Certificate/Divorce Certificate取得(エージェントに取得代行を依頼)
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5月中旬 : 就学インターの決定
5月末 : インターの担当者から必要書類の連絡
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7月22日 : 銀行の入出金明細(和文)の翻訳を依頼&残高証明書(英文)発行
7月26日 : Bank Statementの英訳を受領
7月30日 : マレーシアへ渡航
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8月  2日 : 現地の保険に加入手続き
8月  9日 : 保険証書受領
8月10日 : インターの担当者に書類を提出(親子共にパスポート原本も預ける)
8月12日 : インターの担当者が学生ビザを申請
8月22日 : 学生ビザ発給
8月23日 : 保護者ビザ申請(自分もイミグレへ出向く)
9月  1日 : 保護者ビザ発給

 マレーシアインター学生ビザに必要な書類

以下は、インターのビザ担当者から求められた書類のリストです。

この書類の他に、パスポートの原本を申請期間中からビザ取得までずっと預けていました。

学生ビザ

  1. Original birth certificate (Translated & Certified by the Embassy)
    出生証明書の原本(大使館によって翻訳および認証済のもの)
  2. Parent's marriage certificate (If divorced, custody letter is required/Translated & Certified by the Embassy)
    両親の婚姻証明書(離婚している場合は親権証明書/大使館によって翻訳および認証済のもの)
  3. Local Malaysian health insurance policy
    マレーシアの健康保険証書
  4. 4 copies of passport-sized photos (Blue background)
    パスポート用サイズの写真×4(青い背景色)

保護者ビザ

  1. Latest 3 months of bank statement (Balance must be more than 6,000MYR)
    直近3か月の銀行の取引明細(残高は6,000MYR以上であること)
  2. Local Malaysian health insurance policy
    マレーシアの健康保険証書
  3. 4 copies of passport-sized photos (Blue background)
    パスポート用サイズの写真×4(青い背景色)

 各書類の取得について

出生証明書・婚姻証明書(離婚証明書)

この書類は日本の戸籍謄本を元に、在マレーシアの大使館/領事館にて翻訳+認証をしてもらえます。

なので事前に戸籍謄本を取得しておけば、渡航後に大使館にて申請で問題ありません。

在マレーシア大使館HPの記載通りに手続きをすれば問題ないかと思います。

我が家の場合

準備段階ではマレーシアはまだ厳しい行動制限と、コロナによる渡航制限があり、渡航自体がどうなるか先行きが不透明でした。インター決定後のビザ手続きを渡航前に進めなければならない可能性があったため、日本にいる間に現地のエージェントに依頼をして、書類を取得しました。

また、私は離婚しているので、「離婚証明書」の取得をしたのですが、大使館の記載によると『離婚証明には婚姻と離婚の事実両方の記載が必要』とのことだったので、
以前の戸籍(婚姻記録の記載があるもの)と、現在の戸籍(離婚記録の記載があるもの)との両方を用意しました。

戸籍って本当ややこしい、、、、。

【ひとり親の場合】custody letterについて

離婚している場合は、「custody letter」が必要と言われました。

それって一体どこで出してもらえるの???って思いましたが、

要は親権が自分にあることを証明できればよいとのことで、上記の離婚証明書の親権についての記載+戸籍の親権の記載で証明できるのでは?と思いインターのビザ担当者に書類を添付して確認してもらいました。

我が家の場合

その結果、以下の書類で十分証明に足りるとのことで別途「custody letter」なる書類の用意は不要となりました。

・Divorce Certificate(大使館によって翻訳+認証済みの離婚証明書)
・Certificate(大使館によって翻訳+認証済みの戸籍謄本)←※"Parents were divorced and Mother XXX was appointed as a person exercising Parental power."の記載があり

こういう細かい疑問や質問が色々出てくるのですが、ビザ担当者も色んなケースを経験しているはずなので、色々細かいこともしつこいくらいに確認した方がよいです。

マレーシアの健康保険証書

マレーシアで健康保険に加入した際に発行される証書です。

保険は考え方や状況(日本の健康保険の有無)などによってかなり個人差あるかと思うので詳細は割愛します。

我が家の場合

事前にネットや移住関連コミュニティなどで情報収集し、おおよその希望価格帯や補償内容を決めておき、マレーシアにきてから保険会社に出向き加入手続きをしました。

個人的な反省としては、マレーシア渡航後に手続きをしたため、ビザの提出に必要な証書を受領するまで1週間かかってしまいました。
後述する銀行の取引明細との兼ね合いも考えると、日本で手続きが可能なら日本から手続きしておけばよかった!!と思いました。

それか、証書が手元に届くまで待たず、契約した際の書類などで代替できたのでは!?とも後で思いました。

銀行の取引明細

個人的にはこれが一番厄介でした。

私はUFJの口座だったのですが、UFJは英文で取引明細書を発行してくれません。

そのため、インターのビザ担当者とも相談した結果以下の書類を用意しました。

(1) 英文の残高証明書
→アプリで即日発行可(無料)

(2) 英文の取引明細書
→ネットバンキングの入出金(Eco通帳)を翻訳
※念のため、依頼した翻訳会社から納品された「Certificate of Translation」も一緒に添付

※申請のためにイミグレーションオフィスに行った際、上記書類に加えて(2)の翻訳の元になった日本語原本の提出も求められました。

(3) 和文の取引明細書

→後日インターのビザ担当者にメールで提出し、インターのビザ担当者がイミグレに提出

特に(2)の書類に関しては、「直近3か月」が、実際の申請の日付から時間が空きすぎないように注意が必要との情報があり、渡航直前のめちゃめちゃ忙しい時期に手続きをすることになりかなり心臓に悪かったです。

銀行によっては英文の取引明細書を銀行で発行してもらえるところもあるみたいなので、その場合はこんな面倒な手順を踏まずに済みます。。。

ちなみにこの心臓に悪い渡航直前の手続きスケジュール感はこんな感じでした🤢

7月21日 : UFJ銀行の「かんたん手続きアプリ」から7月20日付の残高証明書(英文)を発行
     UFJ銀行ネットバンキングの取引明細(2022年4月20日~7月20日)を発行(明細印刷)して英文への翻訳見積もり&依頼
7月26日 : 翻訳会社から翻訳済の英文取引明細(Bank statement)を受領
7月30日 : マレーシア渡航
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8月23日 : Bank Statement提出(保護者ビザ申請)

7月20日付けの取引明細でしたが、保護者ビザを申請したのは8月23日、1か月ちょい経過してしまったタイミングではありましたが、追加書類を求められることはありませんでした。おそらくイミグレの担当者によってはここで8月分を求められていた可能性もあります。。

これはただただラッキーだったんだと思います・・・・!!(結局運😇!?)

パスポート写真

これは渡航直前、とにかく忙しすぎて日本で写真を撮ってくるのを忘れたんですが、ペナンに着いてからどうにかなりました。

ちなみに私はタンジュントコンのLotus'sの建物内にある写真屋さんで撮りました。

パスポート用と伝えると「じゃあ青背景だね、OK~」みたいな感じでバッチリ規格通りに仕上げてくれます。フツーに店員さんがデジカメで写真撮ってその場で印刷して、規格通りにカットしてサクッと仕上げてくれます。

まさに日本の証明写真マシンの人力バージョンです。(笑)

4枚でRM20なので日本と値段は変わらないですが、データもメールで送ってくれます。

 さいごに

我が家のビザ取得までの体験談を紹介しました。

多分スムーズに取得まで至った方だとは思うのですが、やはりこれらの書類を全部かき集めるのは大変です!

こういう書類系の準備はいつも頭爆発しそうになっていたんですが、「提出する書類」だけじゃなく、「それを用意するための書類」(例えば戸籍謄本)というのが芋づる式にどんどん出てくるのが移住準備の常です🤯ので、早いうちからタスクの洗い出し、スケジュールの見通しをしておいたほうがよいです。

また、エージェントなどを通さず、ご自身で手続きされる場合は特に、ネットで情報収集しつつも、提出書類に関する疑問や質問はとにかく自分のインター担当者と密に確認、相談することが一番だと思います。疑問に思ったことや、この書類でいいか?など、どんどん確認することをオススメします😉

 

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