このページの内容
サンフランシスコのケーブルカー
サンフランシスコといえば、ケーブルカーが有名ですよね。レトロでカラフルなかわいらしいケーブルカーがサンフランシスコの街を走るすがたはとても絵になります。そしておきまりのように、両サイドに立って乗る人たち。
私も旅行中に乗りましたが、とてもオススメできる乗り物なので、
色々情報をまとめてみました。
ケーブルカー基本情報
3つの路線
サンフランシスコのケーブルカーには3つの路線があります。
- Powell-Hyde(パウエル-ハイド線)
- Powell-Mason (パウエル-メイソン線)
この2つの路線は、パウエルからフィッシャーマンズワーフエリアを走る路線です。観光地を結んでいるので観光客がいっぱいです。 - California Street(カリフォルニアストリート線)
Embarcaderoからカリフォルニアストリートを東西に走る路線です。
料金
1回の乗車はなんと$7!
(2017年11月現在)
高っ!( ̄△ ̄;)
やっぱり観光用お値段なのでしょうか....
でもこのケーブルカー、サンフランシスコ市営鉄道が運行している「muni」という総称で呼ばれる乗り物に入っているのでmuni passportという1日券で乗ることが出来ます。そしてこのmuni passport1日券は$20なので、3回乗れば元が取れちゃいます。
ケーブルカーの乗り方
パウエルのような始発駅だと、日中は長〜〜い列ができていて、そこに並んでひたすら順番を待ちます。ひどいと1時間以上待つこともあるみたいです。
そう、移動手段というよりは、アトラクションという位置づけなんでしょう。
途中駅から乗る場合は、こんな風に看板が出ている所が停留所なので、ここでケーブルカーが来るのを待ちます。
ただし、途中駅で乗る場合は、駅に明確な列がないので、他に人がいる場合は自分の前後の人をよく見ておいてください。途中からふらっと来た人に抜かされて乗車されてしまうわないよう注意!詳しくは次の項目で。
ケーブルカーに乗る時の注意点
乗車人数に制限がある
ケーブルカーは、観光客にも大人気な乗り物なので、常に人がいっぱいです。
そのため、始発駅でもフルで乗車させず、各ストップでまた数名ずつ追加できるように乗務員のおじちゃんが人数を調整します。
途中駅では、その都度「2人乗っていいよ!」などの人数の指示があり、その指示された人数だけ乗車が許されるといった仕組みです。
パウエルのように、待ち列が明確だといいのですが、途中駅から乗るときは列があってないようなものなので注意してください。
座席から落ちないように!
いや、これ本当に....。
ケーブルカーは、サンフランシスコのあの急な坂を
結構なスピードで走るのでスリル満点です。
座席は、コンパートメントになっている部分と、外にむき出しの状態で設置されたベンチタイプがあります。むき出しベンチ部分だと、座る側によっては自分の目の前を車が走ったり、対向するケーブルカーが通ったりしているので、落ちたら大惨事です。
写真を撮ったり、キョロキョロしたい気持ちはわかりますが、
何卒安全第一で乗ってください。
ちなみに私は1歳7ヶ月の息子を抱えて乗ったので、終始ヒヤヒヤしていました。
そんな意味でも他の人よりもスリルを味わっていたのかもしれません。
ケーブルカーのその他の楽しみ方
ケーブルカーに乗るのは本当オススメなんですが、実は楽しみ方はそれだけじゃありません。
始発駅でターンアラウンドを見よう
たーんあらうんど...(・・?)
要は、ケーブルカーの方向転換です。
ケーブルカーは、電車のように車両の前後両方に運転席があるわけではないので、始発かつ終点駅でケーブルカーの向きをくるーっと進行方向に向け直す必要があり、これをターンアラウンドと呼びます。
このターンアラウンドが、なぜ面白いかというと、人力だから!
写真の円形の木の板みたいなやつが、ターンテーブルです。
終点では乗客を降ろした後に、ケーブルカーがこのターンテーブルに進入してきて、車体が完全にターンテーブルの上に乗ったところで、乗務員のおじちゃんたちが降りてきて、よっこらっせとケーブルカーを押してテーブルを回します(アナログ!)
この一連の動きがをおじちゃんたちがなんとも気だるそうにやっているのを見るのが面白かったりします。(←そこ!?)
グリップマンの熟練の技に注目してみよう
いきなり登場した新しいキーワード「グリップマン」って一体なんやねん!と思いますよね。
これ、さっきから私が「乗務員のおじちゃん」と(親しみを込めて)呼んでいた人のことです。
ケーブルカーを運転するには、当然特別な運転技術が必要なんですが、この運転手のことを「グリップマン」と呼ぶそうです。このグリップマンになるための訓練コースをパスするのは30%くらいなんだとか。
私は見ても仕組みがサッパリわかりませんでしたが、そんなグリップマンの熟練の職人技に注目してみるのも楽しいです。
ちなみに、ケーブルカーにはこのグリップマンさんと、車掌さんがペアで乗車して運行しています。ターンアラウンドもこのペアで行います。
写真撮影をしよう
停車している状態のケーブルカーであれば近くで、または乗っている状態で写真が撮れます。狙いは、始発/終点駅でターンアラウンドをしているケーブルカーを待っている次のケーブルカー
先ほどもお伝えしたとおり、ターンアラウンドには少々時間がかかるので、その間、次に来たケーブルカーは、乗客を降ろし終えた状態でボヤーっとしています。そこが撮影チャンス! 乗務員のおじちゃんもこの時間はヒマそうにしているので、撮影を頼めます。
私もそのタイミングでムネっちを座らせてササッと1枚。
ムネっちは置き去りにされて不安そう且つ、ぽかーんとしています。(笑)
表情をお見せできないのが残念ですが、
まさにこんな顔→(´・_・`)
ムネっち単独で撮影した後、別のタイミングで、今度は2人で座っているのをグリップマンさんに撮影してもらったりもしました。
ちなみに最初にお願いしたおじさんが写真が超絶ヘタすぎて、撮ってもらった後確認したらブレブレでした....
なので、、、
そのおじさんが乗っているケーブルカーがターンアラウンドを終えてまた出発したのを確認して、また別のケーブルカーのおじさんに撮り直してもらいました。
そう、チャンスは何度もあります!
是非、素敵な記念写真を撮ってみてください〜。
まとめ
サンフランシスコの名物ケーブルカーを紹介してみました。
乗るのももちろん楽しいですが、それ以外の楽しみもいろいろあるので
是非色んな楽しみ方をしてみてください(´ω`)
実際にケーブルカーに乗ったときの様子はこちらの記事を参考にどうぞ。