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スタンレーパークの馬車ツアーに参加しました
バンクーバー3日目はスタンレーパークにやってきました。
スタンレーパークについてはざっくりとですが、こちらの記事で書いています。
さて、若干成り行きでHorse-Drawn Toursという馬車ツアーに参加することに。
Horse-Drawn Tours(馬車ツアー)
1時間でスタンレーパークの見どころをザザザッと回ります。
料金
大人$42
子供(3歳-12歳)$20
学生/65歳以上だと$40
2歳以下は無料です。
運行スケジュール
9:30から17:30の間で20〜30分毎に参加できます。
季節によって、始発と最終の時間が違うようなので、詳しくはHPを確認してください。
定員が26名なので、チケットを買うタイミングによっては、次の出発が満員でその次になったりする場合もあります。
ルート
HPから拝借しました。地図上の黄色いラインがツアーのルートです。
トーテムポールやウェットスーツの女の子の像などを見ながらSeawall沿いを進み、森の中を通って戻ってくる1時間のコースです。
ツアー体験記
ここからは実際に乗った時の様子を振り返ります!
この子たちが引っ張ってくれます。
ちなみに、お世話をしていたのはかなり若めの女の子たち。
ノラ先輩と「学生の夏のアルバイトかな?」なんて話していたのですが、なんとそのうちの一人が操縦士兼ガイドさんとして、わたしたちの馬車に乗り込みました。
「えっ、この若いおねえちゃんがやるのかい?」
と思うのもつかの間、、
ガイドツアーが始まってまたビックリ。このツアーかなり本格的なガイドツアーで、情報量ものすごいです。
若いおねえさん、夏のバイトとか言ってごめんなさいm(_ _)m
と即謝罪レベルでした。
話していた内容は、スタンレーパークの歴史から始まり、ツアー中に見える建物の説明や、パーク内の植物、動物、それから馬車を引いている馬の説明(一日どれくらいごはんを食べるかとか)などなど、とにかくずっとしゃべっていました。
まずはトーテムポールを目指して進みます。
右側のSeawall沿いにはバンクーバーダウンタウンのビル群が見えます。
途中、デッドマンズアイランドと呼ばれる島を通りすぎます。
Deadman's Island(デッドマンズアイランド)
この島は、原住民がいた頃に部族間の争いでたくさんの死者が出たことから、このような名前になったらしいのですが、その後、1888年〜1892年の間に天然痘が大流行し、この島に感染者の隔離施設を作り、そしてこの島でまたまた多くの死者が出たという、なかなか名前に負けないエピソードがあるそうです。
今は「HMCS Discovery」という海軍の施設になっていて、関係者以外は立ち入ることができません。
トーテムポール
そうこうしているうちにトーテムポールに到着です。ここでは10分間写真撮影タイムが設けられています。
小走りで向かい、写真撮影して終了!
意外と種類がいっぱいあり、じっくり見たいけど、写真も撮りたいし、自撮り棒慣れないし、、とかやってたらかなり慌ただしかったです。
This photo of Stanley Park is courtesy of TripAdvisor
そして10分後...集合時間になってもおじさん達2人組が戻らず、ガイドさんが少し焦りつつ、ベルをガンガン鳴らすというちょこっとハプニングがありました。
結局、仕方なくおじさん達を置いて再出発しましたが、その後無事合流できました。
その後はしばらく海沿いを進みます。
馬のパッカパッカという音と風が心地よく、いい感じに揺れる馬車の中でお疲れのノラ先輩はウツラウツラしていました。
途中子ども達の遊ぶエリアの上を通りました。水遊びができるエリアで、みんなとてもはしゃいでいました。
そして、上手く撮れなかったのですが、黄色の機械は「Kids dryer」という装置で、水遊び後に体を乾かすことができる?らしいです。これもお姉さんが解説してくれました。
Girl in a wet suite(ウェットスーツの女の子の像)
パッと見、なんか既視感に襲われます。そう、コペンハーゲンにある人魚姫の像となんとなく似てます。
ちなみに人魚姫↓
このウェットスーツを着た少女の像は、当時のバンクーバー市長が、コペンハーゲンの人魚姫の像のように、バンクーバーのシンボルになるような像を作りたいと、Elek Imredyというカナダの彫刻家に依頼したのですが、まるっきり同じにするべきではないということで、その頃人気が出てきていたスキューバダイビングの格好で、バンクーバーと海の関係性を表現できて、なおかつ世界中どこを探しても無いようなこのウェットスーツを着た像を造るに至ったのだとか。
Empress of Japan Figurehead
This photo of Stanley Park is courtesy of TripAdvisor
1981年から1922年にかけて、バンクーバーと日本や中国などを航海した、S.S.エンプレスオブジャパン号の船首飾りのレプリカです。
Lions Gate Bridge(ライオンズゲートブリッジ)
海沿いを進むと、バンクーバーとノースバンクーバーをつなぐ、ライオンズゲートブリッジが見えてきます。
森の中へ
これまでSeawall沿いに進んできた馬車ですが、この後森の中へと入ります。わざとスピードを出させてみたりする場面もありました。一気に蹄の音がパカッパカッと鳴り響きすごい迫力でした。
そんなことをしつつ、ここでちょっと(馬の)休憩タイムに入りますます。
森の中は木で日が遮られ、涼しくてより気持ちよさが増します。
そして引き続きウトウトしているノラ先輩。
(馬の)休憩中、なんとか間を繋ごうと、ガイドさんが前の方の席の人に「どこから来たんですか?」などやりとりをし始めました。
最初は、前の方の近い人とだけの会話かと思って、「ふーん、アメリカなんだー」などのんきに聞いていたのですが、「And you?」...「And you? Where are you from?」と、、、
どんどん後ろの方まで質問が進んできている!
何組目かに質問し始めた時、
ウトウトしてたはずのノラ先輩が、ガバッと体勢を起こし、
「こといくさん!やばい!(質問こっちまでくるよ!)」
と焦ります。
私も同じタイミングで
「ノラ先輩!お願いします!」
とお互い答えるのをなすりつけ合う....。笑
そして、ついにその時が...
ガイドさん「Where are you from?」
・・・
ノラ先輩(小声で)『こといくさん!!こといくさん!!!!』(必死)
・・・
ノラ先輩の圧力に屈した私がしぶしぶ、
「ふろむ じゃぱん。。」
そしてその後もどのくらい滞在していつ帰るみたいなやりとりし、
変な汗をかきながらミニトーク終了。。
ノラ先輩は完全に目が覚めた顔で「Good jobです!」と言っていました ( 'Θ' )
ちなみに2人とも一応英語圏留学経験があります....。
ハッキリ言って中学生レベルの英会話なのですが、お互いに、自分が英語を話しているところを聞かれたくないという気持ちが非常〜〜に強く(笑)、この時に限らず、バンクーバー滞在中ずっとこのようななすり付け合いを展開していました(´ω`;)
しかし!
ノラ先輩の方が英語圏に住んでいた期間は長いのに、納得いかないです!
と、いまだにことあるごとに、このスタンレーパークの馬車での事件を持ち出しては、先輩を困らせています。(笑)
この時は毛穴全開になりましたが、なんだかんだでいい思い出になりました。
ローズガーデン
最後はローズガーデンを通過して、コース終了です。
様々な色のバラが咲いてとても綺麗でした。
何やら珍しげな木も。
まとめ
スタンレーパークの馬車ツアーを振り返ってみました。
個人的にはとってもよかったです!
普段乗ることのない馬車の独特なペースで、ゆったりパッカパッカと揺られるのがとても気持ちよかったです。
1時間でみどころをいっぱい回るので、
初めてスタンレーパークに来た人
あまり時間をかけずとりあえず見どころをサクッと回りたい人
に特にオススメです。
ただし、ガイドはすべて英語です!そして、、私たちのように急に話を振られてアタフタするような場面に出くわす可能性もあります(汗)のでご注意くださいませ。(笑)
スタンレーパーク 馬車ツアー
住所:735 Stanley Park Drive.
営業時間:9:30-17:30*
HP:http://www.stanleypark.com/index.html
*営業時間は日によって細かく異なるようなので、HPでご確認ください。