ペナン生活日記 マレーシア移住

【インターのイベント】Safeguarding Session[子どもの安全どうやって守る?]

インターのSafeguarding Session

先日、息子の通うインターの「Safeguarding Session」という集まりに行って来ました。

タイトルは便宜上「イベント」と書きましたが、説明会みたいな感じですね。

どんな内容の集まりだったのかを軽く紹介しつつ、

後はただただ私の個人的な感想(ひとりごと)です。

さて、「Safeguarding Session」ですが、案内のメールには、

「何かしらの形で学校行事に参加する場合は、このセッションに参加してください」とのこと。

インターとはガッツリ関わっていくつもりなので、申し込みをしたものの、詳しい内容はよくわからない🙄

でもなんとな~く

「学校に入る時はセキュリティカードを付けてください」とか

「子どもの写真はネットにあげないでください」とか

「不審者の対策はこんなことしてまーす」

みたいな内容なのかな~と想像して行ったんだけど、

約1時間みっちりとそれ以上のもっと大きなテーマについて校長先生が直々にお話しをしてくれた。

「そもそもSafeguardingとは?」というところから始まり、

学校の中だけではなく、学校の外、家庭においてもとにかく子どもと関わるすべての人に対する

「子どもを守ること」「子どもの安全を守ること」をテーマに話が進む。

そこで具体的な観点、例えば

・安全を配慮した雇用
・いじめ
・学校のセキュリティ
・物理的な環境
・デジタル上の安全

などなどが挙げられて、もうその時点でいろいろ自分の想像する「Safeguarding」をこえてきた。

他にもTrue or False形式で「Safeguarding」に関する質問が投げかけられて、

「子どもはよくでまかせを言うので、全部真に受けずに些細なことと思えばよい」

みたいなわかりやすいやつもあれば、

「子どもに関して何か心配事があれば、学校に報告する前に誰かに相談すべき」

のように状況によっては一概にTrue or Falseで片付けられなさそうなものや、

その場で議論が始まったりする場面もあった。

あとは様々な文化圏出身の生徒が集まるインターらしさが出ているなと思ったのは、

「子どもへの虐待が許容されている文化もある」という設問

「abuse=虐待」と表現すると絶対Falseと判断できるけど、

例えば「叩く」行為だったらどうだろう?

自分にとって未知の文化圏の背景を「言い訳」にされたらハッキリ指摘できるか??

『そういうものなのかな、部外者が立ち入らない方がいいのかな?』と少し思ってしまうかもしれない。

でも校長先生は「Absolutely False」とキッパリと断言してくれた。

セッションはスライドに沿いながらだけど、一切スライドのテキストを読み上げず

自分の言葉でしっかりと丁寧に話をしてくれる校長先生、とても信頼できるなぁと思った。

そしてテーマは「虐待」について

・虐待が疑われる時、どうすべきか
・子どもから虐待を打ち明けられた時、どうすべきか
・学校への報告フォーマットの記載と提出方法の説明

まず報告用のフォーマットがあることに驚いた。

全く知らない子でも、どの学年の子か、名前がわからなくてもいい、

体に不自然なあざや傷など、とにかく何か兆候があれば教えてほしい

きっと同様の内容を校内のスタッフにも教育しているんだと思うんだけど、

「絶対に見逃さない!」「有耶無耶にしない!」という気概が伝わってくる。

あと、相互の「監視」というと強い言葉だけど、

お互いに注意して見合う、見守り合うような環境で、牽制をする作用もあるんだろうなと思った。

その他にも、学校で働くスタッフの採用プロセス(紹介であっても必ず無犯罪証明やデジタルフットプリントなどの所定の手続きを踏む必要がある)や

スタッフへの教育(生徒と2人きりにならない、生徒のトイレに入らない、部屋のドアは開ける、不適切なボディタッチ)など

の説明があって、たっぷり1時間のセッションは終了!

ちょうど先日、日本の子ども園での送迎バス置き去りの悲しい事件が起きたばかりのタイミング。

自分の目が届かない場所での子どもの危険は山ほどあって、心配や不安は絶えない。

どうやってそれを軽減していけるか、解消できるかとモヤモヤを抱える保護者も多いはず。

異国の地でだとなおさら。

親としては、とても具体的な施策を共有してもらえたことで安心と信頼が生まれたし、

何より、ただ「こういうことちゃんとやってます!」と言って全員宛のお知らせでも済ますことのできた説明を、

わざわざ親を学校に招いて、校長先生が親の顔を見ながら自分の言葉で説明してくれる、

ういう機会が設けられたことに何よりも安心感を覚えた

 

いくらでも表面的に取り繕える中で、きちんと行動で示してくれて、

文字や情報だけではない、中身の伴った説得力のあるセッションだったと感じた。

この異国の地で、親子2人で生きていかないと!と思っていたけど

自分の子どもの安全をこんなにも真剣に考えてくれるコミュニティがあることに安堵と感動さえ覚えて帰宅した。

-ペナン生活日記, マレーシア移住
-